WiMAXとWiMAX2+の違いってなに? 通信速度やエリアを徹底調査!


どうも、やぎこです。
段々とぽかぽか陽気になって来ましたねぇ。春の到来はもうすぐそこみたいです。

さて本日は、恐らく多くの人が混同しているであろう、「WiMAX」と「WiMAX2」の違いについてをご紹介していこうと思います。
どうして皆さんが混同していると推測出来るかって言うと、某Google先生の御力です。崇めよ。

そもそも「WiMAX」って?

それでは早速本題に移る……前に、まずそもそも「WiMAX」って何さ?という話からさせて頂こうかな、と。
「いやいやいや、WiMAXはWiMAXだろ!」という声も多く聞こえて来そうな感じではありますが、割と世間一般では正しい用法で「WiMAX」が使われてない感も大きいんですよねぇ。

ということで、困ったときのWikipedia。以下引用です。

WiMAX(ワイマックス、Worldwide Interoperability for Microwave Access)とは無線通信技術の規格のひとつである。

人口希薄地帯や、高速通信(光・メタル)回線の敷設やDSL等の利用が困難な地域で、いわゆるラストワンマイルの接続手段として期待されている。近年は、高速移動体通信用の規格も策定されている。WiMAXは当初、中長距離エリアをカバーする無線通信を目的としておりWiMAXアクセス網は「Wireless MAN」(MAN:Metropolitan Area Network)と定義される。

WiMAXは異なる機器間での相互接続性確保のため、IEEE 802.16作業部会と業界団体のWiMAX Forumにより規格標準化が進められている。

…………なるほど?
見事にめっちゃくちゃ分かりにくい感がただよってますね。「日本語でOK」状態だ、コレ……。

そして更に、コレとはまた別のシロモノとして「モバイルWiMAX」なる規格も存在してるとか。
曰く、

モバイルWiMAX(モバイル ワイマックス、Mobile Worldwide Interoperability for Microwave Access)とは、移動体通信を想定した無線ネットワーク・システムの規格の1つである。最初の規格は、第3.9世代移動通信システムの一つで、2005年12月に、電気通信に関する国際的な標準化団体であるIEEEで、IEEE 802.16e-2005として規格が定められた。

見事にワケが分からん。

えーっと、どうやら普段皆さんが呼んでる「WiMAX」っていうのは本当は「モバイルWiMAX」っていうものみたいです。
で、その「モバイルWiMAX」っていうのは、IEEEっていう世界的なお偉い団体が決めた、スマホの電波とかとはまた違った通信規格なんだとか。
ホント分かりにくいなぁ……。

というか余談ですが、基本的に皆さんが「WiMAX」って呼んでるシロモノって、大抵ルーターのことを指してる場合多くないですか!?

JCOMが真面目にゴミ回線過ぎるので、ついにwimaxを買いました。回線速度的にはJCOMと変わらない感じ。もうちょっと速度出てくれたらうれしかったなーとは思いつつ、ひとまず今週末一杯の様子を見よう。

ほれ見たことか。WiMAXを買うっていったいあなたは何をどうした……。(一応どなたのツイートかは伏せておきます)

……UQの中の人でさえこんな始末。

いちおう言っておきたいんですが、通信規格とルーターって全く別物ですからね。その辺り、誤謬を正して頂きますよう何卒。。。
(その辺り、以前「ポケットWi-Fi? WiMAX? 無線LAN? そもそもルーターって何? それぞれの違い、詳解します」にてご紹介してるので、こちらもご一読を)

WiMAXとWiMAX2+の違い

それでは読者の皆さんの頭をこんがらがった状態にしたところで、本題の「WiMAXとWiMAX2+の違い」についてお話ししていきます。
……というかここまで来て「通信規格ってなに……?」という読者さんもいらっしゃると思うんですが、まあアレです、日本語と英語の違いくらいに思っていただいて大丈夫です()
通信するにしても、ちゃんと送受する内容をあらかじめ決めとかなきゃいけないじゃないですか。日本語でも「あいうえお」の発音が決まってるように。まあそういうことです。

で、先に答えあわせだけしちゃうと、どうやら「WiMAX」と「WiMAX2+」では、そもそも通信規格自体が別物のようですねぇ。
上で言ったIEEEっていう団体が決めてる規格のうち、「IEEE 802.16e-2005」はただのWiMAXのもので、「IEEE 802.16m」はWiMAX2+のそれらしいです。
……まあ本当は「WiMAX Release2.1」なんていう規格もあって、それが「IEEE 802.16m」を包含していて……なんていうややこしい話もあるんですが、これ以上皆さんを困惑させても大変アレなので、読者諸兄におかれましては「ふーん、まあそんな規格があんのね」くらいに思って頂いておけばいいのかな、と思います。

でもって、IEEE 802.16mのほうが比較的後に策定されたこともあって、通信スピードやネットへの繋がりやすさはWiMAX2+のほうがやはり高水準な様子。
実際UQ WiMAXのホームページを見てみても、

ここまで違いますからねぇ……。もちろん基地局の数とかもあるんでしょうけど。

更に言ってしまうと、前者の無印WiMAXは近々停波され、全てWiMAX2+へと移行される流れになっているそうで。
まあ、元々無印WiMAXのメリットであった「通信容量完全無制限」もWiMAX2+の改善によってかなり魅力が薄れてきてますし、時代の流れとして仕方ないのかなぁ、とは思いますが……。

ということで

普段皆さんが「WiMAX」と呼んでるシロモノの正式名称は、
「モバイルWiMAX(IEEE 802.16m準拠)ルーター」
に決定しましたー。わーいぱちぱちぱちぱち。

……スミマセン調子に乗りました。
そんなわけで、「WiMAX」と「WiMAX2+」の違いは、

  • そもそも通信の規格が全く違う
  • 2+のほうが通信速度・エリア共に高水準
  • 無印のほうは近々サービス停止

っていう感じでした。

と、いうことで。
WiMAXとWiMAX2+、この2つは似て非なるものですので、皆々様におかれましては混同しないよう、具体的に言えば間違っても遠い昔の無印WiMAX対応製品とか買わないように!
なんていう戯言みたいなお話でした。ご清聴ありがとうございました(爆)

そして本サイトでは、そんなWiMAXルーターをこれから契約しよう!と思った読者の皆さんが、恐らく一番気になるであろう「一番安いWiMAXプロバイダはどこか」を徹底検証してみました。
果たしてその結果は……? ということで、↓のボタンをポチっと、是非是非チェックしてみてくださいね!

[最終更新日]2018/03/23

この記事を書いた人

やぎこ

やぎこ

某大学生。ミスチルならどの曲でも歌えるのが特技です。 ヤギのように雑食で生きていきたい所存。 @yagikochでTwitterはじめました。

関連記事