格安SIMとWiMAX、結局どっちがオススメなの? ……答えは2台持ち!? 6つの項目で徹底比較!


今さらWindows XPのパソコンをセットアップしてます。どうもやぎこです。いや、Win7じゃちょっと動かないソフトがあってですね……。
え? なんのソフトかって? そりゃアレですよ、ギャルg(以下略

さて、心を二次元から現実世界に戻してですね。
本日は「結局格安SIMとWiMAX、どっちを選べばいいの?」という疑問を解決すべく、携帯キャリアのMVNO、所謂「格安SIM」とモバイルルーターの代名詞・WiMAXを比較検討していこうかと思います。
どちらも安価な通信手段として名が知れているものではありますが、いざメリットデメリットを挙げろとなると、即答できない方も多いのではないでしょうか。
また、これから回線を契約したいという方も、コレは絶対知りたい情報のはず。

ということで、6つの項目に分けてこれらの2つ、それと比較対象として大手キャリアも含めた3つの選択肢を徹底比較していきます!
今回は、6つの項目についてざっくりと×,△,○,◎の評価をしたあと、詳しく掘り下げていく……みたいな形式でお届けしたいと思います。×はかなり不満、△はまあ我慢できる程度、○は概ねよし、◎は大満足……くらいな感じに思っていただけると幸いです。

1. 月額維持費

最初に一番の目玉を持っていくスタイルです。恐らくこの記事を見て下さっている9割以上の方が気になる項目ではないかと。
ではまず、簡単に3つの選択肢の評価から。

  • 大手キャリア……×
  • 格安SIM……
  • WiMAX……

思いっきり筆者の独断と偏見ではありますが(笑)、こんな感じになりました。
今回この記事を書くためにいろいろ調査してみたのですが、いわゆる大手キャリアに関しては、維持費的にかなり割高な印象を受けましたね。
下手したら、月々の維持費が1万円を超えてしまうほど。ちょっとこれでは、なかなか食指が伸ばしづらいですね……。

一方、やはりと言っては何ですが、「格安SIM」の名前とだけあって、MVNO回線はとんでもない安さを誇っていました。
同じ通信容量のプランを見てみても、大手キャリアの数分の一程度の値段で済むんですからね……。1GBや2GBならばワンコインで済んでしまうキャリアもあるというのが、冷静に考えてなかなか恐ろしいところ。

また、これに追随するのがWiMAX。
こちらは月々約4000円ほどと、格安SIMに比べて若干割高にはなるものの、大手キャリアが出しているモバイルルーターのプランに比べれば安いことは間違いありません(月額約2000円~と謳っているキャリアもありますが、これはスマホと同時契約した場合なため、結局トータルで見ると高額になってしまいます……)。

2. 通信容量

お次は月にどれだけ高速通信が出来るかを示す、「通信容量」について。こちらも大事なチェック項目です。
今回はコスパ的に見て、このように評価をしてみました。

  • 大手キャリア……
  • 格安SIM……
  • WiMAX……

大手キャリアに関しては……まあ、言わずもがなでしょう。もちろんウン十GBを使えるプランもありますが、費用対効果的に見ると、正直そこまでなモノじゃないと思うので……。
参考までに言うと、30GBプランがだいたいdocomoだと8000円/月くらい、softbankの50GBプランが約7000円/月。auでは30GBでおよそ8000円/月となります。そしてこれらに、月々の基本料が掛かってくる……となると、ひどく高くついてしまうことがお分かりでしょうか。

そして、格安SIMではかなりの経費削減が望める……かと思いきや。実はここまでの大容量になると、大手キャリアと大差なくなってしまうんです。
各社とも、30GB~50GBだと6000円~10000円が相場のようで、とてもお得……なプランは、この容量帯にはほぼほぼ存在してません。
もちろん1000円から2000円の節約は出来ると思いますが、それでも全体的に見れば月に7~8000円は掛かってしまうことでしょう。なんだか意外ですが、ね。

その点、WiMAXは通信容量無制限ということで、前述の2つとは一線を画しています。
以前は「3日で3GB使うと通信制限がかかってしまう」という難点があったものの、現在では「3日で10GB」までに緩和されており、しかも制限がかかるのは夜の時間帯(18:00~翌2:00)だけになりました。
更に言うと、月々で掛かってくるのは多くとも月5000円ほど、節約してあげれば3000円代にまで落とし込むことも出来ます。
つまり、WiMAXは「通信容量の観点で考えれば」コスパ最強のものだ、ということですね。

3. 通信速度

いくら月に使える通信容量が多いからと言っても、通信速度が遅すぎたら話になりませんよね。
ということで、次にお話しするのはこの「通信速度」についてです。ではまず、簡単な評価から。

  • 大手キャリア……
  • 格安SIM……
  • WiMAX……

ここまで大手キャリアのことを散々に言ってはきましたが、この点では評価せざるを得ないでしょう。確かに昨今の携帯回線はLTE等の普及もあり、着実に高速化しています。
ベストエフォートだけを考えればですが、そろそろ1Gbpsの壁を越えるんじゃないか……というところまで来てますからね。ISDNやADSLを使い込んでた身としては、なんとなく哀愁を感じますね……(爆)

そして、ここで少し評価を落としているのが、そんな大手キャリアの回線を間借りしている格安SIM。
「MVNO(仮想移動体通信事業者)」と言われている辺り、もちろん通信に使っている電波自体は大手のものと同じなのですが、使える帯域幅が各ISP(インターネットサービスプロバイダ)ごとに限られているゆえ、特に通信が混雑する昼や夜の時間帯ではかなり低速での通信しか出来ないこともままあります。
その点、ちゃんと我慢できる方じゃないと格安SIMはキツいかも……。

さて、そんな中でもまた燦然と輝いているのがWiMAXだったりします。
WiMAXは悲しいかな、契約している人の絶対数自体が少ないため、混雑する時間帯でも格安SIMほどの低速さはありません。
また、下りならば最大で700Mbpsを超える通信速度を誇るため、画像や動画などの大容量コンテンツもサクサク見れます。
そう、上手く電波を掴めれば、ですが……。

4. 通信エリア

はい、ということでお次は、「通信エリア」について見ていこうと思います。
この項目には単純なエリアの広さのみではなく、通信のつながりやすさなども考慮に入れて評価をしてみました。そんな気になる四段階評価は、以下の通りです。

  • 大手キャリア……
  • 格安SIM……
  • WiMAX……

通信速度を考慮に入れず、単純につながりやすさのみを考えるのであれば、大手キャリアと格安SIMではほぼほぼ変わらないと言ってもいいでしょう。
前述したとおり格安SIMは大手キャリアの電波を間借りしているような状態なので、使っている電波は大手のそれと全く違いありませんからね。
3Gの電波網も含めれば、全く電波が届かない! という場所を探すほうが大変なくらいには、通信エリアは全国至るところに広がっています。

そして、ココに来て×となったのがWiMAX。
以前こちらの記事(MVNOに続く第三の選択肢!?WiMAXを実際に使ってみて気付いたメリット・デメリット)でも言ったように、WiMAXはとにかく電波が弱い。それは、東京のド真ん中でさえ一歩屋内に入ってしまえば、普通に繋がらなくなってしまうことがあるほど。

auのLTE網を使えるWiMAXルーターもあるため、一概には言えませんが……、電波強度的には、格安SIMのほうに軍配が上がりそうです。

5. サポート

スマホが壊れた、Wi-Fiに繋がらない、料金の支払い方法を変更したいetc……。こんなときに大なり小なりお世話になるのがサポート窓口だったりしますよね。
そんな訳で、続いて見ていくのは「サポート」について。親切さ、電話の繋がりやすさ等を勘定に入れて、評価をつけてみました。

  • 大手キャリア……
  • 格安SIM……
  • WiMAX……

やはり、この点に関しては大手キャリアに叶うところは無いと思います。割高な月額料金の見返りとして手厚いサポートがあるのだと考えれば、頷けるところでしょう。
スマホが壊れれば代替機を無料で貸し出し、電波が繋がらなければ技術員を派遣し……。いくら通信事業を手がける会社が数多あるとはいえ、これほどのサポートをしてくれるキャリアは大手くらいしか無いんじゃないでしょうかね……。

そして、これらに関しては格安SIM・WiMAXともに△評価です。
もちろん格安SIMやWiMAXでもOCNモバイルONEや@nifty WiMAXなどなど、サポートをウリにしているISPはたくさんあるのですが……。
平均的に見れば、しっかりしたサポートを求めるのは……正直、酷かもしれないです。

6. 自由度

ついに最後のチェック項目となりました。トリを飾るのは、ズバリ「自由度」です。
様々なプランやオプションの選択肢は、もちろん多いほうがユーザーにとっては嬉しいわけで。その点どうなのか、どのくらいの自由度があるのかを評価してみました。

  • 大手キャリア……×
  • 格安SIM……
  • WiMAX……

大手キャリアではプラン・オプション共にガチガチの縛りが掛かることが多いため、今回ここでは×とさせて頂きました。
解約するのにかかる違約金は高いわ、なぜか電話かけ放題を強制されるわ、知らぬ間に欲しくもないオプション付けられるわ……。この点、割と読者の方には共感して頂けるんじゃないかと思うんですけど、どうでしょうかねぇ。

そして、ここでも定評を得ているのが格安SIMでした。プランやオプションなどを多く揃えているISPも多く、そのISP自体にも多種多様な選択肢があります。
WiMAXも評価こそ△ではあるものの、同じように多種多様なプロバイダが存在するため、同じく多くの選択肢から選ぶことが出来ます。ただ、価格競争的な面で言うと……うーん、という感じではありますが……。

まとめ

さて、このような感じに長々と、大手キャリア・格安SIM・WiMAXを比較してきたわけですが。
まず、ここまでの評価を一旦まとめてみたいと思います。

こうして見てみると、「とにかくしっかりサポートを、維持費は高くても構わない!」という方は大手キャリアを、「ある程度安定してて、かつ安く……!」という方は格安SIMを、「一にも二にも大容量通信を!」という方はWiMAXを……と、それぞれでオススメすべきモノは変わって来るんだなぁというのを感じますね。
「安定も高速通信も、全部欲しい!」という方は……もしかしたら、格安スマホとWiMAXの2台持ち、なんて選択肢が一番いいのかも……?

これから新規で回線を持つ方は、ぜひともこの辺りの話を念頭に入れて頂きつつ、最適なサービスを探してみてください。

そして本サイトでは、これからWiMAXを契約したい読者の皆さんが一番気になっているであろう、「一番安いプロバイダ」も徹底検証してみました。
果たしてその結果は……? ということで、↓のボタンをポチっと、是非是非チェックしてみてくださいね!

(注:記事内の画像は写真ACさんよりお借りしました)

[最終更新日]2018/02/09

この記事を書いた人

やぎこ

やぎこ

某大学生。ミスチルならどの曲でも歌えるのが特技です。 ヤギのように雑食で生きていきたい所存。 @yagikochでTwitterはじめました。

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