格安SIMでもキャリア決済ができる!?MVNOでもキャリアメールを使う方法とは?
「スマホの料金を安くしたい、でも格安SIMだと月額課金サイトの登録ができない…」とお嘆きの方は多いことでしょう。格安SIMに乗り換えたはいいものの、キャリア決済しか対応していないサイトやサービスを利用できなくなるのは困りますよね。
実はその悩みを解決する方法があるのです!これから裏ワザを使えば、格安SIMからでもキャリアメールが使用可能になり、キャリア決済もできるようになります。
では、どうすれば格安SIMでキャリアメールを使えるようになるのでしょうか?手順を図解付きで解説しますので、格安SIMへの乗り換えを検討されている方はぜひご覧ください!
格安SIMは月額課金サイトの登録ができない?
キャリアのスマホでは月々の利用料と一緒に月額課金サイトや有料アプリの料金を支払える「キャリア決済」が利用できます。課金や購入のたびにクレジットカードの入力をしなくて済むので手間がかからず、セキュリティの面でも安心です。
ところが、格安SIMやSIMフリースマホに移行するとキャリアが提供するメールサービス、いわゆる「キャリアメール」が利用できなくなります。
「キャリアメール」はキャリアの契約に付随しているサービスであり、現時点では単独でサービスを提供しているキャリアはないため、格安SIMやSIMフリースマホに乗り換えると「キャリアメール」が使えなくなってしまうのです。
格安SIMに乗り換えるとキャリア決済を採用している月額課金サイトを登録できなくなり、現在登録している月額課金サイトが自動で解約されるので注意してください。
アイドルファンには月額課金のキャリア決済は欠かせない
アイドルファンにとって月額課金のキャリア決済ができるかどうかは非常に重要な問題です。キャリア決済のみ対応の場合、格安SIMでは会員登録ができないためモバイル投票にも参加できなくなります。推しメンを応援するのにモバイル投票ができないのは困りますよね。
たとえばAKB48の公式サイト「AKB48 Mobile」のWEBサイト版では支払い方法をキャリア決済のみとしています。iOSアプリ版ではiTunes決済に対応していますが、いずれにも対応していない場合は決済ができません。
SKB48ではキャリア決済の他にクレジットカードとプリペイドカードの支払いに対応していますが、NMB48では「ドコモSPモード決済」「auかんたん決済」「SoftBankまとめて支払い」のいずれかのキャリア決済での支払いとなっています。
このようにアイドルグループの公式サイトではキャリア決済を採用していて、その他の支払いに対応していないという場合は多いです。
格安SIMでもキャリア決済できる裏ワザを教えちゃいます!
ここまでお読みになられた方は、「キャリア決済ができないのは不便だな…」と思われたことでしょう。しかし格安SIMだからといってキャリア決済を諦めてはいけません。ドコモなら格安SIMでもキャリア決済できる方法があるのです!
裏ワザの流れを簡単に説明すると、普段使いとは別の「寝かせ回線」用の端末を用意し、キャリア決済に必要な「spモード」を利用できるようにしておきます。
仮に「寝かせ回線」をA回線、格安SIMをB回線とするならば、ドコモメールをA回線からB回線に移行することで格安SIMでもキャリアメールが使えるようになるのです。
通常はドコモメールを別の回線に移すことはできないのですが、これから解説する裏ワザを使えばそれが可能になります。
ドコモメールを格安SIMで使えるようにする方法
裏ワザを使うには「spモード(月額300円)」の契約と「dアカウント(旧docomo ID)」の取得が必要です。
「spモード」は契約回線1つにつき、メールアドレス(@docomo.ne.jp)が1つ使えます。「dアカウント」はドコモユーザーでない方でも登録できます。
端末は「spモード」に対応しているものを用意してください。これから解説する裏ワザは、「spモード」を契約した寝かせ回線を持っておき、ドコモのメールアドレスを格安SIMに移行することでキャリア決済を可能にするというものです。
手順を解説する前にまず、ドコモのメールアドレス変更のルールを確認します。ドコモのメールアドレスは1日3回、月10回まで変更することが可能です。
これは公式サイトに書かれていることですが、他にも公式には書かれていない以下のルールがあるとされています。
(1)メールアドレス変更後、24時間経過しないと契約回線に紐付けされない
(2)変更前のアドレスは最大180日間使用できない
上記にある(2)のルールではたとえ元の使用者であっても180日間は使用することはできません。
このルールに沿うと元のメールアドレスを使用できるようになるのは180日後ですが、最初のメアド変更から24時間経過した後、さらに別のメアドに変更すると保護の対象が新しく変更したメアドに移行します。
そうすると、元のメアドにかかっていた180日間の保護が外れてすぐに使用できるようになり、別回線でも取得可能になります。
仮に元のアドレス(使いたいアドレス)をAAA@docomo〜(以下省略)とします。
手順としてはまずAAA@docomo〜をBBB@docomo〜に変更します。変更するとAAA@docomo〜が180日間保護されるのでこのままでは別回線で使用できません。
次の手順が非常に重要なのですが、変更から“24時間経過”した後、BBB@docomo〜をさらにCCC@docomo〜に変更します。すると保護対象がBBB@docomo〜に移り、AAA@docomo〜の保護が解除されて別回線でも使用可能になります。
格安SIMの端末からAAA@docomo〜を取得すれば、格安SIMでもドコモメールが使えるというわけです。2度目の変更時(BBB@docomo〜からCCC@docomo〜に変更)は、必ず24時間経過してから行ってください。
(1)のルールで解説したように、24時間経過しないと契約回線に紐付けされないため、最初の変更時(AAA@docomo〜からBBB@docomo〜に変更時)から24時間以内に再度変更すると自分のメールアドレスであると認識されません。
しつこいようですが、2度目の変更は24時間経過してから行うようにしてください。
上記の手順で使いたいアドレス(AAA@docomo〜)が解放された後、格安SIMからAAA@docomo〜を取得することで格安SIMの端末からドコモメールが使用可能になり、「spモード決済(ドコモのキャリア決済)」もできるようになります。
ドコモメールはWebブラウザから利用可能で、パソコンからも設定できます。
ログインするにはdアカウントが必要です。
※キャリアの仕様が変更されると本裏ワザが使えなくなる場合があります。裏ワザ的なやり方ですので、行う際は自己責任の元でお願いします。
おわりに
今回紹介した裏ワザはドコモメール限定ですが、格安SIMでもキャリアメールが使えるのは助かりますよね。今まで使っていた携帯のメールアドレスが使えなくなるのは困るという方も、この裏ワザを使えば格安SIMにメアドを移行できます。
寝かせ回線の料金はかかりますが、格安SIMに移行することで料金を大幅に節約できるので、2台持ちでもトータルでオトクになるでしょう。
[最終更新日]2017/03/27
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