年間数万円の節約になるかも!?少しの工夫でできる12個の電気代節約術

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電気代は家電の性能だけでなく、設定や使い方によって変わってきます。ひとつの家電で数万円の節約は難しいですが、普段使っている家電たちの使い方を工夫すれば年間数万円の節約も夢ではありません。

少しの工夫でできる電気代節約術を12個ご紹介しますので、できそうなことは今日からでもやってみてください。

無駄な電力消費を抑えれば簡単に節約できる

日々の生活で使っている電力は、見直してみると意外と無駄が多いものです。節約のために家から少し離れている安いスーパーに買物に行くのはしんどいですが、無駄な電力消費を抑えれば簡単に節約できます。

ほんの少しの違いで無駄に電気代を払うことになるか、節約できるかが分かれます。小さな工夫で節約できるならば、やらないと損ですよね。

少しの工夫でできる12個の電気代節約術

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電気料金プランの見直し

まずは基本的な電気料金プランを見直してみてください。そもそも電気料金プランを選べることをご存じない方も多いと思いますが、ライフスタイルに合わせてプランを選べるようになっているでしょう。

電気代の基本料金は契約アンペアによって変わります。使用電力に対して契約アンペアが適正でないと余計な電気料金を払わなければなりません。

電気料金は電気を使う時間帯によっても異なります。共働きで日中は家にいないご家庭なら夜間に安くなるプランに変えた方がお得です。

電気料金プランは電力会社によって異なりますので、契約している電力会社のホームページでどんなプランがあるのか確認してみてください。

電気料金の支払い方法を見直す

電気料金を口座振替にすると割引が受けられる場合があり、たとえば、東京電力では「口座振替割引サービス」を利用するとひと月54円(税込)の割引が適用されます。口座振替にするだけで1年の間に648円も節約が可能です。

電気料金はクレジットカードでも支払えます。口座割引は適用されませんが、ポイント還元という恩恵が受けられるため、損はありません。

ポイント還元率はクレジットカードによるので、口座割引とどちらがお得か比較してみてくださいね。

電気の安い時間帯に洗濯乾燥をする

洗濯乾燥機は便利ですが非常に電気代がかかります。省エネ効果の高いモデルに買い換えるのもひとつの節約方法ですが、使用する時間帯を変えるだけで節約は可能です。

洗濯乾燥機は消費する電力量が多いため、安い時間帯に使うようにした方が節約になります。夜間に電気料金が安くなるプランを契約しているなら、昼間は使うのを我慢して夜に使うようにした方がいいでしょう。

エアコンのフィルターを定期的に掃除する

エアコンのフィルターにホコリが溜まった状態で使用すると、冷暖房効率が落ちて電気代が高くなってしまいます。その理由は簡単で、エアコンが室内の空気を吸い込む際、フィルターにホコリが溜まっていると吸い込むための電力量が増えるからです。

エアコン内部のファンを掃除するのは手間がかかりますが、フィルターは取り外しができるので簡単に掃除ができます。フィルター掃除の目安は2週間に1回、最低でも1ヶ月に1回はしておきたいところです。

エアコンを自動運転にしておく

エアコンは設定温度にするまでが最も電力がかかるため、弱運転でゆっくり設定温度に持っていく方が節約できると考えてしまいがちですが、実は逆に電気代がかかってしまいます。それよりも、自動運転で一気に設定温度にした方が電気代を節約が可能です。

自動運転は設定温度に達したら自動で最も効率良い運転を行ってくれるので、無駄な電気代が発生しません。設定温度になってからはそれほど多くの電力を消費しないので、自動運転を使う方法が最も効率がいいというわけです。

エアコンはこまめにオンオフしない

先ほど解説したように、エアコンは設定温度にするまでに最も電力を消費します。こまめにオンオフすると、オンのたびに電力を消費するのでかえって電気代がかかってしまうというわけです。

少しだけ外出するならつけっぱなしにしておいた方が電気代はかかりません。数時間外出するならオフにした方がいいと思いますが、短時間の外出でオンオフするのは電気代が余計にかかります。

テレビはこまめにオンオフする

エアコンとは逆に、テレビはこまめにオンオフする方が電気代を節約につながるでしょう。お風呂に入る時につけっぱなしにされている方も多いと思いますが、それは見ていないテレビに無駄な電気代を払っていることになります。

節約のために、テレビを見ていない時はオフにしておきましょう。

テレビの明るさを調整する

テレビは液晶画面を明るくするほど消費電力量が多くなり、暗くするほど消費電力量が少なくなります。つまり、画面を必要以上に明るく設定していると無駄に電力を消費してしまうのです。

暗すぎると見づらいですので、明るすぎず暗すぎず、見やすい範囲で画面の明るさを調整しましょう。

冷蔵庫の設定温度を季節ごとに調節する

冷蔵庫の設定温度ってあまり変えないですよね?でも、冷蔵庫も部屋の温度に影響を受けるため、季節によって調節した方が節約になります。

夏は室内が暑いので設定温度を低めに、冬は室温が低いので設定温度を高めにしてください。これが通年で同じ設定温度にしていると、冬は必要以上に庫内温度を下げることになるので無駄な電力を消費してしまいます。

また、冷蔵庫に入れる食品の量によってもこまめに調節すると節電効果が上がるでしょう。ただし、設定温度は食品が傷まないことを前提に調節してくださいね。

冷蔵庫に食品を詰め込まない(冷凍庫は詰め込んでOK)

冷蔵庫に食品を詰め込むと冷蔵効率が落ちて余計に電力を消費してしまいます。電気代を節約するには冷蔵庫には食品を入れすぎないようにしましょう。

冷凍庫の場合は全く逆で、詰め込んだ方が電気代を節約できます。冷凍庫内に空間があると電気代がかかってしまいますし、凍った食品が保冷剤の役割を果たしてくれるため、できるだけ食品を詰め込んだ方がいいのです。

パソコンは90分以内ならスリープにする

パソコンは起動時とシャットダウン時に大きく電力を消費するものです。そのため、90分以内であればスリープにした方が電気代を抑えられます。待機電力はかかりますが、起動とシャットダウンにかかる電力と比べると消費電力量は少ないといえるでしょう。

テレビはスイッチを入れればすぐにつくのでたいした電力がかかりませんが、パソコンはOSを起動するのに電力を消費します。90分以上使わないのであればシャットダウンした方がいいですが、90分以内ならスリープ状態にしておきましょう。

ご飯はまとめて炊いて冷凍しておく

ご飯を保温状態にしておくよりも、冷凍して電子レンジで温めた方が消費電力を抑えられます。また、朝と晩に2回炊いたり、一人分のご飯をその都度炊いたりするよりも、まとめて炊いて冷凍しておいた方が電気代の節約につながるでしょう。

ご飯は長時間保温すると美味しくなくなってしまうので、美味しく食べるためにも冷凍をおすすめします。

家電の設定や使い方を見直すだけでも節約になる

ひとつひとつの節電効果は低いかもしれませんが、普段使っている家電の設定や使い方を見直すと節約効果が得られます。少し面倒くさいなと思うこともあるかもしれませんが、無駄な電気代を払うのはもったいないと考えればやる気が起きるのではないでしょうか。

電気代の節約は1年単位で計算してみるとお大きな差が出ることに気が付きます。1ヶ月単位では節電効果を実感しにくいですが、1年間続けた時の節電効果はかなり大きいです。

節電になる設定や使い方を覚えればいいだけなので難しいことはありません。

おわりに

節約術を知らないと非効率な使い方をして無駄な電気代を払うことになります。年間数千円、ともすれば年間数万円も多く電気代を払っていると考えるともったいないですよね。

今回ご紹介した節約術は簡単にできることばかりですので、無駄に電気代を払わないためにぜひやってみてください。

[最終更新日]2017/08/10

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