「Maker Faire Tokyo 2017」訪問レポート~時代の最先端を行くモノづくり~


どうもどうも、お久しぶりですやぎこです。
2017年8月5日-6日で開催されているモノづくりの祭典、「Maker Faire Tokyo 2017(以下、MFT2017)」に行ってきましたのでそのご報告をば。
とある知り合いが出展しているということで、正直あまり期待せずに突撃したのですが、なんだか想像を遥かに超えたクオリティのフェアだったのでその感動を少しでもお伝えできたらと思います。

MFTってなに?

とはいえ「そもそもMFTって何?」っていう人もいらっしゃるかと思いますので、まずは簡単に概要といいますか、軽い説明をさせて頂こうかと思います。

このMFTのそもそもの起源は、アメリカの技術系雑誌「Make」にあります。
昨今インターネットの発展や技術の進歩により、さまざまなモノ作りを個人レベルで行うことが可能になってきたことを受け、「それらのクリエイターを繋げよう」という目的で作られたのがこの雑誌。そしてその輪はやがて、「Maker」と呼ばれひとつの大きなムーブメントとなりました。
そして2006年、これらの輪をさらに広げ、かつ世間に広めてシェアしていくことを目的にサンフランシスコで開催された催しこそ第一回の「Maker Faire」でした。
そのコミュニティはどんどんと広がっていき、現在では日本を含めた世界の各国で「Maker Faire」は行われています。「MFT」は、それの東京開催を指す言葉です。

「Maker Faire」には、さまざまな分野の方が出展をしています。ロボットを作る人、プログラミングをする人、バイオ系の研究をする人、音楽を奏でる人、ひいては学校の先生まで。
そんな人々が互いに刺激しあい、交流し、切磋琢磨していく。これこそが「Maker Faire」の目的であり、意義でもあります。

前置きはさておき

さて、つらつらと理屈を語ったところでですね()、早速今回のレポートに入っていきたいと思います。
私が参戦したのは1日目、土曜日の回。10時ごろと早めの到着となってしまいましたが、チケットを買って入場列に並んでいきます。ちなみに当日券は大人1500円、子供700円でした。

これが入場門。横のスロープ内に並んでいく形式でした。
開場は12時ということで、早く来すぎたことを後悔しつつもパンフレットとにらめっこしながら待つこと1時間半。
と、開場直前になって、なにやらスタッフの人がチケットの確認を始めるではないですか。おずおずと私も当日券を差し出し、代わりに受け取ったのは入場用パス。

これを首に下げておくことで、会場への入退場がフリーになるとのこと。会場は大きな通路を挟んで東館7,8の二つに分かれているのでこういった措置になったのでしょう。


ちなみにこれが東館7,8の間にある通路。ここにインフォメーションやチケット売り場も設置されています。

そしてさらに待つこと数十分、いよいよ開場となりました。
早々に知り合いとの挨拶を済ませ、のんびりぶらぶらと周回していく筆者。特に目当てのものもなかったので、全体を満遍なく見て回っていくことにしました。
以下、筆者の気に入った展示集です、ご覧ください()

道中広告として飾ってあった、プログラミングできるドローン「Airblock」のポスター。今回のMFTでは、STEAM教育(Science、Technology、Engineering、Art、Mathの頭文字)など、エデュケーション関連にかなりの出展があったようにも見受けられました。

スポンサーゾーン、ソニーセミコンダクタソリューソンズ株式会社のブース。配布していたエコバッグはすぐ無くなってしまっていました。

ロボットゾーン、「音楽研究所」さんのブース。色とりどりのロボットが音楽を奏でていくという面白いものでした。

ミュージック&サウンドゾーン、「高エネルギー技術研究室」さんのブース。超高電圧を発生させるテスラコイルという装置を用いて音を鳴らす、これまた不思議なもの。

どちらのブースだったかを残念ながら失念してしまったのですが……、ペットボトルアクアリウムの展示。1年越しの閉鎖系もあるということで驚き。

あとはこんな場所があったり、

こんなロボがいたり(前者はエデュケーション&キッズゾーンの「CPSLab.TDU」さん、後者はロボットゾーンの「佐藤ロボット研究所」さん)。フレンズ同志よ、ここにもいたか。

モノ作りの真髄みたいな何か

さて、こんな感じでいろいろ見て参りました。他にもいろんな大学の研究室だったりスポンサーブースだったりVR体験だったりと、もっとたくさんお伝えしたいものはあるのですが、ブレブレな写真が多すぎてこの辺りにしておきます。

今回こういった場に来てびっくりしたのは、これらがほぼ全て有志によって製作されたものだということ。
やっぱり「好き」とか「楽しい」とかいった感情っていうのは、時にものすごいパワーになるんだなぁと実感した一日でもありました。
もちろんここに掲載していないものでもすばらしいものはたくさんあるので、是非是非皆さんも足を運んでみて下さいね。

[最終更新日]2017/08/06

この記事を書いた人

やぎこ

やぎこ

物書きとか色々を中途半端にやりながら大学浪人してる18歳。 ミスチルならどの曲でも歌えるのが特技です。 ヤギのように雑食で生きていきたい所存。 @yagikochでTwitterはじめました。

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