ちょっと歴史を振り返ってみよう。日本初のWiMAXサービス提供業者「YOZAN」破産手続き開始


どもども、タスクの海に溺れて午前三時にこの文章を打っております、やぎこです。
さて今日は、なかなか悲しいニュースをば……。
2005年に日本国内で初めてのWiMAX商用サービスを行った通信業者、「YOZAN」(旧社名「鷹山」)が9月20日に東京地裁より破産開始決定を受けたようです。

YOZANは第三世代携帯電話、いわゆる3G通信用ガラケーの開発を手がけたあと、2001年から2002年にかけてポケベル・PHS事業の買収を行い通信業者として転身した企業。
しかし両通信形態共に衰退の一途をたどるのみで、2005年に日本初のWiMAX事業を興すも諸問題により2008年に撤退。
所持していた「着メロ」の商標も2010年に他会社に競り落とされ、晩年は事業持株会社として経営をどうにか保っていた形でした。
しかし今回、ついにそれも立ち行かなくなり、いよいよ倒産となってしまったようです。

WiMAXの歴史

さてということで、ちょうどいい(おい)機会なので、WiMAXの歴史的なものを振り返ってみることにしましょう。
今回破産と相成ってしまったYOZANが過去に提供していたWiMAXは、いわゆる「固定系WiMAX」というもので、現在用いられている「モバイルWiMAX」とは異なる初期のタイプとなります。
このあたり、詳しく見ていこうかな、と。

まずこれらの違いについて話す前に、WiMAXが開発された原初の背景として「当時は有線でのインターネット網が一般的だった」ことを考えなくてはなりません。
WiMAXのルーツである通信方式「FWA」向けのIEEE規格が策定されたのが2001年、この固定WiMAXに関する規格が策定されたのが2004年。
この当時はインターネットと言えばケーブルを挿して使うものという認識がまだ根強く残っており、無線技術に関してはまだまだ発展途上なところが多くありました。
しかしそれと同時に、紛争や土地などの問題によりどうしても有線回線が引けないという場所においては、無線通信というのものは長らく切望されていたものでもあったのです。
そして、それを解決するために開発されたのが当初のWiMAXでした。

つまりこの当時において、WiMAXというのは「やむを得ず固定回線が引けないような場所に渋々引くためのもの」だったわけです。
そのため、この当時主流だった固定系WiMAXでは基地局の切り替えを自動で出来ない(=移動中の使用が出来ない)という致命的な欠点があったのです。また、こと日本においてはこの無線通信が役立つような場面が少なかった、ということも事実です。
また、インフラも今以上に整備されておらず、不具合も多発。
上でも書いたように、YOZAN以下の固定WiMAXサービスは衰退の一途を辿っていくことになってしまいました。

しかし、2005年12月に別途策定された方式「IEEE 802.16e-2005」によって、WiMAXという通信方式はこのような「代替品」から新たな選択肢の一つへと、大きな飛躍を遂げることとなります。
この方式では「ハンドオーバ」という技術を盛り込むことで、移動中での無線通信を可能にすることへ成功。
そしてその結果生まれたのが現在広く使われている「モバイルWiMAX」であり、これがユーザーに広く受け入られていったのです。

これ以降に関しては特に説明することも無いでしょう。
UQ WiMAX等の業者が参入したこと、IEEE802.16mなどの改良された規格が登場してインフラの問題も徐々に解決していったことなどにより、結果として現在のような広いシェアをWiMAXは獲得することとなりました。と
しかしその背景には、このYOZANやその他の名もなき企業などの、血と汗の結晶があったということをお忘れないようにお願いします……と、ちょっと代弁してみたりもします。

おわりに

さて、今回はこんな感じに歴史的なものをちょいと纏めてみました。
まあつまり何が言いたいかというとですね、こういった過去の潰れていったサービスの上に今のサービスが成り立ってるわけであって、一朝一夕に今のようなシステムや制度が出来たわけじゃないってことなんですねー。
そして逆説的に言えば、これからのサービスが発展していくためには様々なチャレンジが必要っていうことです。
てことでですね、このWiMAXに限らずとも、いろいろな企業様方には新しいものにどんどん挑戦していって欲しいなぁと、そういう思うわけでありますよ。

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[最終更新日]2018/02/09

この記事を書いた人

やぎこ

やぎこ

某大学生。ミスチルならどの曲でも歌えるのが特技です。 ヤギのように雑食で生きていきたい所存。 @yagikochでTwitterはじめました。

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