WiMAX端末、オススメはどれ?? WiMAX 2+対応機種徹底比較! 【2017年10月版】


<2018年4月追記>
こちらは古い情報となっているため、今WiMAXルーターをお探しの方はコチラの記事(WiMAX端末、オススメはどれ?? WiMAX 2+対応機種徹底比較! 【2018年4月版】)をご覧下さい!!

<追記終わり>

どもども、やぎこです。
今晩の夕食は天津飯でした。目が三つあるほうではありません。餃子でもありません。

さて、本日の話題はタイトル通り、「WiMAX端末の徹底比較」となります。
WiMAXをいざ契約するとなると、端末選びに頭を悩ませる方も多いはず。
それもそのはずで、WiMAX 2+がサービス開始した2013年10月31日から早4年、既に20を超えるWiMAXルーターが市場には流通しているのが現状。
これでは、どれがいい機種かなんて、なかなか判断することも出来ません。

ということで、今回はその中でも、「・持ち運びに適している」「・バッテリー内臓端末である」ことをクリアした代表的な端末を比較していきたいと思います。
もう既に販売が終了している端末も比較対象にしていますので、中古での端末購入を検討している方々なんかにも役立つ情報なのではないでしょうか?

(2017年11月追記:なんかWX04が発売されちゃいました。この記事書いてから一週間も経ってない日のことでした。悲しい。
詳細はついに来たか……!! UQコミュニケーションズ、新WiMAXルーター「WX04」を発表をご覧あれ……。)

大まかなスペック比較

まずは簡単にスペックの比較から行ってみようと思います。
初めに、下の表をご覧あれ。これがある意味、今日の本題……というか全てです。

ズバリ、スペック早見表。
これさえ見れば、大抵の機種のカタログスペックは分かるようにしておきました。これ作るのに2時間かけたのは内緒。

今回比較対象としたのは、Speed Wi-Fi NEXTシリーズより「W04」「WX03」「W03」「WX02」「W02」「WX01」「W01」、およびWi-Fi Walkerシリーズより「HWD15」「NAD11」「HWD14」、そして昨今話題となっている新機種「Triprouter」の計11種類です。
そして比較項目は、「発売日」「メーカー」「上り/下り最大速度」「WiMAX/WiMAX 2+/au 4G LTE/Bluetooth対応」「SIMロックの有無」「バッテリー容量」の10項目。
結構悩んだのですが、今回の表中には「公称連続待ち受け時間」だったり、「サイズ・重さ」だったりは加えていません。
だってほら、待受時間は各メーカーとか時期ごとに計測方法とか環境がまちまちだったりするし、サイズとか重さに関してはそこまで大差ないですし……。

これを見ると、案外以前の機種と今のものを比べても、実はスペック的には大差ないことが分かります。
じゃあ何が変わってるのかと言いますと、例えばそれは電波の感度だったり、実際の通信速度改善だったり……。
ということで、次の項ではそういった「見えないところ」も含めたオススメをご紹介していきます。

おすすめ機種TOP3

さて、こんな感じにざっくりとスペック比較をしたところで、早速ですが筆者イチオシの機種を3つばかしご紹介していこうかと思います。
メリット・デメリットも記載していくので、どうぞご参考までに。

1. Speed Wi-Fi NEXT W04

まずはド定番の最新機種から。
今年の2月に発売されたばかりとあって、大抵のWiMAXプロバイダからは販売されていることと思います。

この機種の主な特徴としては、

  • 下り440Mbps通信に対応、一部エリアでは下りにて最大708Mbpsの高速通信が可能
  • au 4G LTE、Bluetooth通信が使える
  • SIMロックがかかっていないため、契約終了後は自前のSIMカードで運用可能
  • 現時点において、Speed Wi-Fiシリーズの最新機種

といった点が挙げられると思います。

しかし、デメリットとして多く上がっている意見としては、

  • 充電持ちがあまり良くない
  • 充電にUSB Type-Cケーブルを使う(→扱いづらい)
  • 従来まで使えていた無線給電(Qi)が使えなくなってしまった
  • 厚みがあって手にフィットしない

といったものも。

W04は、郊外に住んでいてWiMAXエリアギリギリの場所で主に使う方だったり、カバンに仕舞っておいたり出来る方にオススメの端末かもしれません。
反対に、家に据え置いて使用したり、数日起きにしか充電しない方だったりは、ちょっと不自由を感じてしまうかも……??
それと、ポケットに入れるには不便……という意見もネット上には散見されていました。

2. Speed Wi-Fi NEXT WX03

次にご紹介するのは、これまたド定番機種・WX03。
安心安全のNECプラットフォームズ製品である本端末は、これまた各プロバイダのラインナップによくいる面子だったりします。

この機種の特徴としては、

  • 下り440Mbps通信に対応、Bluetooth通信が使える
  • 上と同じくSIMフリー
  • 省電力機能の充実などにより、バッテリー持ちがかなり良い
  • 別途クレードルを使うことで、電波感度を上昇させることが出来る
  • 自分でバッテリー交換が可能

このような点が挙げられます。

反対に短所として多く声が上がっているのは、

  • バッテリー膨張が起こる端末もある(修理対応可能)
  • au 4G LTEが使えない
  • クレードルが別売り

こういった点でした。

このWX03は、どうやらWiMAX 2+エリア内にお住まいの方でしたら、クレードルを併用して電波感度を高められるなど、かなり快適な使用が出来るみたいです。
逆に言うとau 4G LTEをアテにした運用が出来ないため、電波の届きにくい場所やそもそもエリア外の場所なんかで使用する場合には、ちょっと使いにくそうな様子。
よく郊外へと出張したり、足を伸ばしたりする方にはあまりオススメできないかもしれません。

3. Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15

本日のダークホース枠。
およそ3年前に発売された機種であるにも関わらず、今だ人気は衰えない隠れた名機です。

本機種の長所は、

  • WiMAX、WiMAX 2+、au 4G LTEの使い分けが「手動で」出来る
  • バッテリー容量がかなり潤沢、モバイルバッテリーとしても使用可能
  • 手持ちのSDカードを挿す事で、LANネットワークストレージを構築することが出来る

といった点があります。

デメリットとしてあるのは、

  • 下りでも通信速度が最大110Mbpsしか出ない
  • 本体が分厚い、重い
  • 既にほとんど全てのプロバイダで取り扱いを終了している
  • SIMフリーではない

このような所でしょうか。

何と言ってもこのHWD15は、今ではほぼ皆無となってしまったWiMAXとWiMAX 2+の使用切替が出来る端末として有名です。
これを使うことで、「WiMAX 2+にて通信制限が掛かってしまった場合にはWiMAXへと切り替えて、ある程度安定した通信を行う」といったことも可能。
ただ、来年の4月にはWiMAX自体が停波してしまうので(WiMAX 2+は続きますよ!)、旨みとしては薄いのかもしれませんが……。

この端末を使用するとなると中古での入手を前提としてしまうため、保証などはありませんが、それでも構わない!という方はいかがでしょうか。
ちなみに相場は3000円弱とかみたいなので、結構安いっちゃあ安いです。

他の端末はどうなの?

さて、こんな感じに長々とオススメ情報を書き綴って参りました。
しかし、数あるWiMAX端末の中からたった3つを選んだということもあり、「じゃあ他の端末は良くないの?」といった意見を持った方もいらっしゃるかもしれません。
まあ確かに、これら以外の端末を使っている方も多いでしょうからね……。

ということでまず結論から言いますと、ネットの評判やらを見る限り、「最近の端末であればある程度は良い感じ」というのが解答になりそうです。
「ざっくりしすぎだろ!!」とツッコミが入りそうですが、ホント技術の進歩は素晴らしいようで、特にW04なんかでは受信感度に関する悪評がほぼ無いほど。
強いて言うなら、「W03以降を使っておけば間違いないんじゃないかなぁ……」くらいですかねぇ。

ちなみにTriprouterに関してですが、変態ガジェット好きな自分にとってはかなり惹かれる端末ではあるんですけども……、まだまだ使ってる人が少ないということもあり、なかなか良し悪しの判断が下せないのが現状。
基本的には「Speed USB STICK U01」という法人向け機種がベースとなっているため、詳しく知りたい方はこちらを調査したほうがいいかもしれないです。

まとめ

ということで、こんな感じにWiMAX端末のオススメをご紹介して参りました。

ちなみに今回ここで紹介しているのは、一番最初にも書いたように「持ち運びが出来る」「バッテリー内臓の」ルーターだったりしまして。
パソコンに繋ぐものだったり据え置き専用端末だったり、あとは法人向けのものだったり……を含むと、この何倍もの機種があったりします。
ほんっと、差異が分かりにくい割にはたくさん機種があって面倒くさいというかなんというか。
そして筆者自身、書いてるうちになんだかいろいろ目移りしてしまって、正直訳が分からなくなってしまったりも……(爆)

まあアレです、用途に合わせて「W04」か「WX03」選んでおけば、まず間違いないです。その辺、念頭に置いといてください。
あとはご契約なさるプロバイダのラインナップとも相談しつつ、是非是非ご参考にしてくださいね。

そして本サイトでは、これからWiMAXを契約したい読者の皆さんが一番気になっているであろう、「一番安いプロバイダ」も徹底検証してみました。
果たしてその結果は……? ということで、↓のボタンをポチっと、是非是非チェックしてみてくださいね!

[最終更新日]2018/04/04

この記事を書いた人

やぎこ

やぎこ

某大学生。ミスチルならどの曲でも歌えるのが特技です。 ヤギのように雑食で生きていきたい所存。 @yagikochでTwitterはじめました。

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